1丁目1番地#38 大阪市福島区野田

福島区野田は「野田藤」の名前の由来となった地域です。大阪環状線と阪神電車で離れた位置にそれぞれ野田駅がありますが、どちらも現在の住所は野田ではなく福島区吉野、海老江となっています。明治時代に野田村が大阪市に編入され、福島区が新設されて、住居表示が実施され現在に至るまで「野田」の範囲もだいぶ変わっているのではないでしょうか。

野田一丁目1は全域が大阪市中央卸売市場の敷地になっています。かつては大阪環状線野田駅からこの市場まで貨物支線が伸びていたとか。

近くにあった街区案内板。野田一丁目にはこの1番しかありません。

大阪市の街区表示板は区ごとに色が何種類かあるのですが、福島区は24区中唯一紫色のものが設置されています。全国的にもあまり見ないこの色も、区の花でもあるこの「野田藤」から来ているそうです。