1丁目1番地#110 西東京市新町
(2017年訪問)
西東京市新町は、西武新宿線田無駅とJR中央線武蔵境駅の中間あたりに位置する地域です。西東京市と言えば保谷市と田無市が合併して成立した市ですが、この新町は旧保谷市に属していながらも保谷駅より田無駅の方が近くにあります。というのも、このあたりは元々江戸中期の玉川上水沿いの新田開発事業の中で開発された「上保谷新田」と呼ばれた地域だったそうで、合併前からこの地域だけ武蔵野市と田無市の間にはみ出していたそうです。現在も町域の南側の境に玉川上水・千川上水が流れていて、その分岐点の境橋にも接しているほか、多摩湖と境浄水場・和田堀給水所を一直線に結ぶ水道道路である多摩湖自転車道が町内を横切っています。緑地や田畑も多く残されており、水と緑の豊かな地域です。
新町一丁目1番は町域の東端にあり、全域が武蔵野大学とその関連施設の敷地になっています。
武蔵野大学正門。武蔵野大学武蔵野キャンパスのほか附属中高・幼稚園などが併設されていて、この正門の脇にバス停があり三鷹駅や吉祥寺駅などからバスが運行されています。この正門は五日市街道の武蔵野大学前交差点に面しているのですが、その五日市街道の中央部分に千川上水が流れています。
こうやって延々と塀が続いているのも個人的に大学のある街らしい風景の一つだと思っています。キャンパスの中も緑が多そうで清々しそうですね。