1丁目1番地

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1丁目1番地#118 江東区海の森

江東区の帰属となった中央防波堤の内側埋立地、そこに新たに付けられた町名が江東区海の森です。帰属が確定する前から海の森公園や海の森水上競技場といった施設があり、地名案公募でも最多であったためそのまま町名として採用され、2020(令和2)年6月25日に住居表示が実施されました。

町域内には東京都環境局の中防合同庁舎や不燃ごみ処理センター、リサイクル工場などの施設があります。また東部にある海の森公園は、本来であれば今年東京五輪の競技会場として使用される予定でした。

なお海面を挟んだ外側埋立地江東区帰属部分は、まだ町名が設定されていません。

 

前回紹介したように、中央防波堤へ向かうトンネルや橋は歩行者用通路が封鎖されているため、訪問する際は都バスの利用が一般的です。東京テレポート駅前のバスターミナルから、都バスの波01系統・中央防波堤行きに乗車します。

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青海地区を抜けると、第二航路トンネルを通っていよいよ中央防波堤埋立地に入ります。この波01系統は都バスで唯一海底トンネルを通る路線だそうです。

 

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東京テレポート駅前から10分弱ほどで、中央防波堤埋立地内に到着します。写真は海の森二丁目にある終点の中央防波堤停留所です。華やかなお台場から雰囲気は一変し、まさしく港湾地域といった感じの雰囲気です。ちなみに行きは一つ手前のバス停で降りたので、写真は帰りに訪問したときのものです。中防大橋方面を訪問する際は、手前の環境局中坊合同庁舎前というバス停で降りた方が便利です。

 

さてバス停から海の森一丁目方面に行く際は、大きな通りを渡る必要があります。一応ここでは押しボタン式の歩行者用信号機がありますが、中央防波堤では日頃歩行者が少ないということを強く意識して、注意深く渡る必要があります。また場所によっては歩行者用信号が無かったり、立ち入り禁止のエリアがあったりするそうなので、訪問する際は十分ご注意ください。中央防波堤は東京の物流を支えているエリアでもあります。自分の命のためにも、物流を支えてくださっているトラックの運転手の方達のためにも、十分な注意が大切だと思いました。

 

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しばらく海沿いを歩いていくと、海の森一丁目1番の街区表示板を発見しました。あたりはコンテナターミナルが多く、大型トレーラーがひっきりなしに行き交っています。

 

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ピカピカの街区表示板。こういった看板を見ると、新しい地名ができたのだということをより実感できますね。

 

街区の西側にも行こうかと思いましたが、雨が強まってきたのでここで引き返しました。

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また海沿いを歩いて引き返していきます。この後は中防大橋を渡って、外側埋立地にある大田区令和島へ向かいます。写真の青い橋が中防大橋で、対岸が外側埋立地です。なお外側埋立地東京湾臨海道路の北側は江東区の帰属になっているため、対岸が大田区令和島というわけではありません。