1丁目1番地

全国の1丁目1番地を探して

1丁目1番地#119 大田区令和島

海の森一丁目1番を訪問したあとは、中防大橋を渡って外側埋立地へと向かいます。

f:id:harumibashi:20200706023415j:plain

内側埋立地と外側埋立地を結ぶ中防大橋。

 

f:id:harumibashi:20200706023911j:plain

防大橋上の様子。奥に写っているのは6月20日に開通した海の森大橋です。

 

f:id:harumibashi:20200706033228j:plain
中坊大橋を渡った先に交差点があります。ここで交差する道路が江東区大田区の区境になっており、写真奥側が大田区令和島なのですが、歩行者用の信号機や横断歩道がありません。こういったところにも、歩行者が極めて少ない中央防波堤埋立地特有の事情が表れています。

しかし、ここは埋立地という島。地上部では必ず車道が行き止まりになるところがあります*1。それを狙って歩道を大きく迂回して行くことで、反対側の歩道に到達できます。

今回の場合は、西側の臨海トンネル直上にある地上部の行き止まりを経由して、令和島一丁目1番への接近を試みます。この交差点から行き止まりの部分までおよそ500m。それを往復、さらに行きと帰りの分も合わせるとおよそ2kmのウォーキングコースです。

 

f:id:harumibashi:20200706024856j:plain

歩道部に謎の地下へ続くスロープがありました。臨海トンネルは歩道が併設されていないそうなので、保安用の通路か何かでしょうか。

 

f:id:harumibashi:20200706025339j:plain

折り返し地点である行き止まり部分の先には臨海トンネルの中央防波堤側換気所があります。三段のような形になっていて面白いデザインの庁舎ですね。

 

f:id:harumibashi:20200706030859j:plain

車道の行き止まりのUターンを利用して、無事反対側の歩道に行くことができました。もうここは令和島一丁目1番になるはずですが、街区表示板を探してしばらく進んでいきます。巨大なコンテナが積み上がっている光景は圧巻です。

 

f:id:harumibashi:20200706031158j:plain

ここは大田区であるように羽田空港にも近いため、羽田空港を離陸していく飛行機が頻繁に上空を通過していきます。実際はかなり間近に見え、音も凄まじいですが、飛行機好きにはたまらないスポットかもしれません。

 

f:id:harumibashi:20200706031656j:plain

ようやく先ほどの交差点が近づいてきました。

 

f:id:harumibashi:20200705015010j:plain

そしてついに、この交差点角で街区表示板を発見。写真の道路が臨海トンネル方面へ続く道で、この向かい側に中防大橋側の歩道があります。ここまで来るのに15分ほどかかりました。そしてすぐにまた15分かけて戻っていきます。

 

f:id:harumibashi:20200705015016j:plain

せっかくなのでもう少し奥まで進んでみると、もう一つ街区表示板を発見。令和島一丁目1番も広大なコンテナターミナルになっています。

この先はますます一般人には近付きがたい雰囲気を感じたので、今回はこのあたりで引き返しました。埋立地内には立ち入り禁止のエリアもあるそうなので、掲示板や標識などをよく確かめながら歩きましょう。

 

f:id:harumibashi:20200705015246j:plain

また同じ道を引き返していきます。

 

f:id:harumibashi:20200705015255j:plain

臨海トンネルの車道の入り口です。海底を通って大田区の城南島へと繋がっています。

 

f:id:harumibashi:20200706023452j:plain

最初の交差点に戻ってきました。いつかここにも歩行者用信号機が設置される日が来るのでしょうか。

 

そして中防大橋を渡って江東区海の森に戻り、中央防波堤停留所から都バスに乗って中央防波堤埋立地を後にしました。

f:id:harumibashi:20200706032431j:plain

再度、中防大橋から外側埋立地の東側を望みます。外側埋立地のうち江東区の帰属部分に関してはまだ地名が付けられていません。海の森の続きになるのか、それともまた新たな地名が付くのか、楽しみですね。

 

今回2つの新しい地名が生まれた中央防波堤。東京五輪も延期になった今、まだまだ一般人が気軽に訪れることができる場所ではなさそうです。しかし開発途中の今だからこその、普段体感することのできない新鮮な雰囲気を味わうことができました。次いつ訪れる機会があるか分かりませんが、そのときどれくらい開発が進んでいるのか楽しみです。

 

*1:と書きましたが、島であっても道路の先が全て橋になっていたら行き止まりはないかもしれません。そういった島があるかは分かりませんが