1丁目1番地

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1丁目1番地#144 中央区日本橋

(昨年12月訪問)

かつての五街道の起点、そして今も主要国道の起点であり日本国道路元標も置かれている日本橋。江戸の商業の中心であり、現在も三越高島屋、そして再開発によって誕生したコレドなど多くの商業施設があります。

現在の町名としては、日本橋駅や高島屋がある橋の南側が中央区日本橋三越前駅や三井本館などがある北側が日本橋室町などとなっています。また日本橋駅周辺以外にも、旧日本橋区の地域では日本橋茅場町日本橋人形町などほとんどの町が「日本橋」を冠しています。

 

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日本橋一丁目1番は八重洲一丁目1番のすぐ東側、日本橋川沿いの西河岸橋と日本橋に挟まれた街区です。八重洲1-1から銀杏並木が続いています。

 

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日本橋1-1-1には総合食品商社の国分グループ本社のビルがあります。シャッターにも日本橋らしさが。

 

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街区の東側に日本橋があります。賛否両論ある今の風景も、首都高の地下化によってもうすぐ見納め・・・と言っても完成は2040年頃だそうなので、まだまだたっぷり観察できます。奥に見えるのは日本橋三越新館です。

 

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12月末の訪問ということで、箱根駅伝に関するお知らせが掲示されていました。この頭上の大きな「日本橋」の看板が見られなくなるのは寂しい気もします。

 

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橋の脇には日本橋の由来について記された碑がありました。 

 

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日本橋の上から、日本橋川沿いの日本橋一丁目1番を眺めます。国分ビルの1階にはその名も「ニホンバシ イチノイチノイチ」というレストランがあり、写真のように日本橋川沿いのテラス席もあります。 1丁目1番地巡りをしている者として是非一度行ってみたいお店です。

ちなみに奥の橋が西河岸橋です。

 

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日本橋一丁目1番から中央通りを挟んだ反対側は、一帯が白い囲いで封鎖されていました。というのもこのあたりでも再開発が計画されており、今後既存の建物の解体が行われるためです。再開発では複数の街区を統合して大規模な超高層ビルを建設するため、街区を分けていた細い道路も写真のように封鎖されています。

写真右側は日本橋西川ビル、左側は日本橋御幸ビルで、どちらも特徴的な建物なので、無くなるとこのあたりの雰囲気も大きく変わりそうです。慣れ親しんだ街の風景が変わるのは寂しいですが、一方で新たにどんな街づくりが行われていくのか楽しみでもあります。首都高地下化や次々行われる再開発など、目まぐるしく変わり続ける日本橋から目が離せません。