1丁目1番地#181 港区元赤坂

港区の最北端に位置する元赤坂。大部分が二丁目の赤坂御用地の敷地ですが、赤坂見附駅近くの一丁目には豊川稲荷東京別院や民間のオフィスビル、マンションなどがあります。

同じ港区の元麻布は住居表示によって生まれた町名ですが、こちらは江戸時代から「元赤坂町」という地名があったようです。赤坂で一番最初に開けた町だったことからこの名が付いたと言われています。

元赤坂一丁目1番は地下鉄赤坂見附駅の西側、外堀通りに面した街区です。写真右側が外堀通りで、上の高架には首都高新宿線が通っています。また道路の向かい側は江戸城外濠の弁慶濠です。

「ルフ」とだけ写っているのはセルフガソリンスタンドです。昔初めてここを通ったときにはこんな都心にガソリンスタンドがあるのかと驚いたものです。

関係ないですが西新橋一丁目1番の再開発前のビルにも1階にガソリンスタンドが入っていたのを思い出しました。

街区の西側から外堀通りは大きくカーブして四谷方面へと向かいます。この写真奥の坂は紀伊国坂、別名を赤坂・茜坂などといい地名の赤坂の由来となったとも言われています。

街区西側から東方向を望みます。写真奥が赤坂見附交差点です。

ローマ字表記がない古いタイプの街区表示板が残っていました。

表通りから一本入ると静かです。このあたりは飲食店なども少なく、ガタガタした感じがないのが良いですね。(ガタガタした猥雑な街もそれはそれで好きですが)

冬の朝に訪れたためまだ太陽が低く、柔らかな日差しが差し込んでいて良い雰囲気でした。