1丁目1番地#90 品川区南大井

(※以下の記事は2020年3月中旬の3連休以前・小池百合子都知事による外出自粛要請発表以前に訪問したときのものです)

品川区南大井は京急線立会川駅南側から大森海岸駅北側にかけての地域で、 かつては鈴ヶ森刑場があった地でもあります。大森貝塚やしながわ水族館も近く、様々な歴史や文化に触れられる街です。

南大井一丁目1番は京急線立会川駅のすぐ南側、第一京浜に面した街区です。写真の歩道橋も第一京浜に架かっているものです。

街区の北端には立会川が流れています。奥に見える高架が京急線で、立会川駅のホームも見えます。駅名の由来になったものから遠く離れている駅も多くある中で、立会川駅はこんなに立会川に近いとは訪れるまで知りませんでした。

ちなみに一丁目1番ではありませんが、上の写真の奥の方に進んで2つ目にある旧東海道が架かる浜川橋は、かつて鈴ヶ森刑場に向かう罪人と家族が別れを惜しんで涙を流したことから泪橋と呼ばれたそうです。そしてこの立会川の名前の由来の一説としても、鈴ヶ森刑場にまつわるものがあるそう。

南へ進んだ先、第一京浜と旧東海道が合流する南大井二丁目7番付近にある鈴ヶ森刑場跡。のんびりとした散歩の合間でもこうした史跡に触れると、身の引き締まる思いがします。