1丁目1番地#96 大田区東六郷

第一京浜沿いの都内区間で最後になるのが大田区東六郷です。六郷といえば京急線に六郷土手駅がありますが、戦前の大東京市35区が成立する前は六郷町という町があり、現在の六郷土手駅周辺よりもっと広く蒲田の南側の一帯が含まれていたようです。

ここまでは京急線の駅付近が町境になることが多かったのですが、南蒲田と東六郷の境界は京急蒲田駅と雑色駅のちょうど中間あたりにあります。なお逆側である南側の境界は多摩川で、神奈川県川崎市に接しています。

東六郷一丁目1番も第一京浜沿いのその境界にあります。交通量が多い第一京浜から一歩路地に入ると閑静な雰囲気になります。

さて品川駅から第一京浜をずっと南下して、品川区・大田区の合わせて10の1丁目1番地を訪れました。個人的にあまり馴染みのない地域の上、「東大井」「大森中」「南蒲田」など方角地名も多く、地理を確認したり歴史を調べたりするのは大変でした。一方であまり知らない土地だからこそ、新たな発見ばかりで楽しむことができました。この訪問から早くも2年経ち、訪れた地域もいろいろ変わっているかもしれません。またこれからも何度も訪れて、もっとこのあたりにも詳しくなりたいと思いました。