1丁目1番地#83 墨田区亀沢
(※以下の記事は2018年頃に訪問したときのものです)
墨田区亀沢は石原の南側にある地域です。南端にJR総武線、西端に都営大江戸線が通っていて、町域内に都営大江戸線両国駅の出入口も設置されています。ちなみに両国駅はJR総武線も通っていますが都営地下鉄の出口とは距離があるため、乗り換えは不便です。
亀沢は太平・石原と同様に地下鉄の駅名などにはなっていない地名ですが、このあたりは都バス路線網が発達していてバス停名には採用されています。
鉄道の路線図も難解だと言われる東京ですが、それがある程度頭に入っている方は路線バスの路線網まで把握すると移動の時にさらに便利ですし、正確な町の位置関係や細かい町名まで知ることができて、より東京に詳しくなれるのではないでしょうか。
亀沢一丁目1番は町域の南西端にあたり、JR総武線の高架下の区画に割り当てられているのが特徴的です。
太平・石原も同様に町域の南西端にありましたが、これは23区の多くでは街区番号が皇居に近い方を起点として順番に振られていくため*1で、特に道路が碁盤の目状になっている本所地域ではその位置が分かりやすくなっています。また大横川や清澄通り、JR総武線などがそれぞれの町境の役割を果たしているため、このように一丁目1番がちょうど総武線高架下になっています。
こちらは清澄通り側です。高架下店舗として居酒屋のはなの舞が入っているのですが、店名がその名も「江戸東京博物館前店」。清澄通りを挟んだ横網一丁目に江戸東京博物館があり、それを意識してか壁面がレトロに装飾され賑やかな雰囲気が演出されています。
