1丁目1番地#132 小平市花小金井
(2020年6月訪問)
高田馬場から西武新宿線の急行で20分ほどのところにある花小金井。都立小金井公園や江戸東京たてもの園の最寄り駅で、「小金井」と付くものの小金井市ではなく小平市にあります。
花小金井一丁目1番は花小金井駅北口のロータリーの傍にあります。
なお花小金井駅自体の住所は一丁目10番です。
駅前の商店街も賑やかで、近くにはいなげや、西友と大きなスーパーも2つあって便利そうな街ですね。
街区の端は踏切になっていました。
駅前にある住居表示街区案内図では、花小金井という地名の由来となった小金井桜についても説明されています。かつては玉川上水沿いに6kmに渡って桜並木があったとのことで、さぞ壮観だったことでしょう。現在は当時の桜並木を復活させるべく、植樹などが進められているそうです。
1丁目1番地#130 水戸市大工町
(2018年訪問)
水戸の中心市街地にあり、歓楽街として知られる大工町(だいくまち)。町域は国道50号沿いに広がっていて、東西に細長いのが特徴的です。水戸駅からは距離がありますが、水戸駅から大工町を経由して各地へ向かうバス路線が多いため、水戸駅〜大工町の区間は本数が多く便利です。
大工町一丁目1番は国道50号の大工町交差点から少し外れたところにあります。歓楽街はもう少し路地の方にあるようで、このあたりは昔ながらの商店街といった雰囲気の一方、近くには新しめのオフィスビルやビジネスホテル、マンションなどもありました。ちょうど2017年に再開発が完了した地区のようで、「トモスみと」という複合施設だそうです。隣接する2番街区にあります。
写真右奥は橋ではなく、緩やかな登り坂になっています。水戸は詳しくないのですが、意外と坂が多くて地形散歩も面白そうです。
1丁目1番地#129 富里市日吉台
(2020年8月訪問)
成田市の南隣にある千葉県富里市。スイカの収穫量全国2位の千葉県の中でも有数の産地として知られ、「富里スイカ」というブランドもあります。また現在の成田空港である新東京国際空港の当初の建設予定地でもありました。
富里市は鉄道が通っていませんが、日吉台は京成成田駅・JR成田駅に近く、特に今回訪問する一丁目1番地は徒歩でもアクセスが可能です。
ちなみに富里市は千葉県で唯一鉄道が通っていない市だそうです。
京成成田駅の東口は初めて来ましたが、賑やかな雰囲気の西口(JR成田駅東口)とは違って、オフィスビルやホテルなどが立ち並び整然とした印象です。
そして左奥に見える大きな建物が富里市日吉台1-1にある成田富里徳洲会病院です。京成成田駅から近いことが分かります。
海外への玄関口である成田という土地柄のせいか、保険会社のオフィスも多く見られました。
駅を出てしばらく歩いていくと、すぐ成田市と富里市の市境があります。そして市境を越えるとそびえ立っているのが、先ほど京成成田駅東口からも見えた成田富里徳洲会病院です。
なお写真右側の「日吉台病院」というのは電柱広告なので関係ありませんが、このすぐ近くにあります。
徳洲会病院の脇にバス停もありました。
「日吉台入口」というバス停でした。ここは日吉台でも市境ギリギリの北端にあるため、「入口」という名前なのもよく分かります。写真右側の道路をさらに進んでいくと、日吉台ニュータウンの中心部に行くことができます。
そのほか日吉台1-1には三井住友銀行もありましたが、店舗の名前は「成田支店」。徳洲会病院や近くにあるイオンタウンは「成田富里」と2つの地名を合わせた施設名にしている一方で、富里市内にあっても最寄駅の名前を取って「成田」とだけしている施設も見られました。
1丁目1番地#128 成田市玉造
(2020年8月訪問)
2010年に成田スカイアクセス線が開通すると、京成スカイライナーは経由ルートを変更し日暮里と成田空港が最速36分で結ばれるようになりました。この成田スカイアクセス線のうち、印旛日本医大駅までは北総線として昔から存在した区間で、2010年に完成した印旛日本医大駅から成田空港までの区間では、唯一の途中駅として成田湯川駅も同時に開業しました。そんな成田湯川駅のすぐ近くにあるのが、成田市近郊のニュータウン・玉造です。
この成田湯川駅は個人的に以前から気になっていたスポットだったのですが、多くの普通電車は手前の印旛日本医大駅で折り返すため日中はおよそ40分間隔と本数が少ない上、運賃も高額だったのでなかなか行く機会がありませんでした。しかし、今夏は京成線全線が乗り放題の「京成沿線おでかけきっぷ」が発売されていたので、それを利用してついに訪問することができました。
こちらが成田湯川駅の外観です。さすが在来線最速の時速160kmで走るスカイライナーが通過するだけあって、新幹線駅のような立派な高架駅舎です。駅前のロータリーにはバス停があり、成田駅方面などのバスが出ています。ちなみにここから電車で成田駅に行くには、一度成田空港を経由する必要があります。
なお成田湯川駅自体は玉造ではなく、成田市松崎(まんざき)にあります。
まだ開業して10年ということで、駅構内もとても綺麗です。
成田湯川駅のすぐそばを違う電車が通っていきました。これは我孫子と成田を結ぶJR成田線我孫子支線で、成田湯川には停車しないものの2kmほど離れたところに下総松崎(しもうさまんざき)駅があります。
駅前はまだまだ開発途中といった感じで、道路も工事中でした。
駅の真正面にも駐車場とバスの待機場があります。成田湯川駅の敷地も元々は千葉交通の湯川車庫があったのだそうです。
駅前の道を少し歩いていくとローソンがあります。そしてこのあたりから先が今回の本題、成田市玉造です。洋風の住宅が立ち並ぶ綺麗なニュータウンが広がっていました。
玉造一丁目1番地には町域の北端にあたり、「給食センター」というバス停があります。こののりばからは成田湯川駅行きが、道路反対側ののりばからは京成成田駅行きが出ています。
この成田市玉造は住居表示実施地区なのか町名地番整理地区なのか調べてもよく分からなかったのですが、当ブログの訪問基準でもあるお馴染みの表示板はひとまず発見。
住居表示実施地区では新築時に届け出が必要となるため、自治体がホームページなどで案内をしていることが多いのですが、成田市ではそれが見当たらなかったため町名地番整理地区なのでしょうかね。
そして一丁目1番地のすぐ隣には外小代(そとこだい)公園という公園があります。
敷地内にテニスコートや運動場もある大きな公園で、訪問時(8月)も酷暑のなか運動場で少年たちが野球の試合をしていました。
私も頑張っている少年たちを見習って、汗を拭いながら高低差のある公園内を上っていきます。セミの鳴き声が響き渡る中、セミが落ちてこないかビクビクしながら駆け足で上りました。
丘を上りきると、素晴らしい景色が待っていました。玉造のニュータウンを一望できます。
そしてこの公園に寄り道した目的がこちら、公津原古墳群です。一帯のあちこちにポコポコと小高い丘ができています。こんなに分かりやすく古墳の跡が残っているとは思わなかったので、想像以上に心が躍りました。
古墳群をしばらく見て回ったあと、再びセミを恐れながら公園を下りて成田湯川駅に戻りました。
インターネット上では「何もない」などと言われることもある成田湯川駅ですが、予想以上にいろいろな見所があって楽しく散策することができました。そして古墳群はここ以外にも周辺にいくつかあるようなので、またぜひ来て巡ってみたいと思いました。
1丁目1番地#127 大阪市中央区城見
(2018年訪問)
大阪城の北東にある高層ビル群、大阪ビジネスパーク(OBP)。時々テレビなどで大阪のイメージ映像として高層ビルに囲まれた大阪城の風景を見ることがありますが、その高層ビル群がOBPです。歴史的な天守閣と現代的な高層ビルのコントラストが美しく、歴史ある大都会大阪を象徴するようで個人的に好きな風景の一つです。
さてそんなOBPがあるのが大阪市中央区城見です。かつては弁天島と呼ばれ大阪砲兵工廠という軍事的な拠点があったそうですが、GHQによる接収を経て、再開発によって高層ビル群が建設されました。
城見一丁目1番にはビルではなく大阪市建設局弁天抽水所があります。城見はかつて弁天島と呼ばれたように川に挟まれており、ちょうど城見一丁目1番の西側で寝屋川と第二寝屋川が合流しています。浸水対策として天王寺と弁天の間に雨水を排水するための下水道幹線が整備されており、そこに流れ込んだ雨水を汲み上げて川に放流するポンプ場がこの弁天抽水所なのだそうです。
ちなみに一時期このあたりは弁天町という町名だったそうですが、同じ大阪市内の港区に大阪環状線の駅名にもなっている弁天町があったため、こちらは城見に改称されたそうです。この弁天抽水所はその頃の名前が残っています。
城見1南交差点から大阪城を望みます。城見という町名だけあって、きれいに大阪城が見えます。奥に写っているのは第二寝屋川に架かる新鴫野橋です。
城見1南交差点から新鴫野橋を渡って振り返るとこんな感じ。左下のオレンジ色の施設が弁天抽水所で、1番上の写真と見比べるとビル群の大きさがわかります。