1丁目1番地

全国の1丁目1番地を探して

1丁目1番地#189 蕨市塚越

(2020年訪問)

蕨市塚越(つかごし)は蕨市の東部に位置する地域で、JR線の北東側全域を占めています。

 

蕨駅の西口の前に中央一丁目1番がありましたが、東口の前には塚越一丁目1番があります。

こちらも駅前ということで多くのお店が立ち並び賑やかな雰囲気です。

 

駅前にあった蕨市案内図。図左下・線路の北東側に塚越が、線路北西側に北町・錦町・中央・南町があることが分かります。またこうして見ると蕨駅が市境付近に位置していることもよく分かります。

それにしても市全域の街区案内図がこうして1つの表示に収まってしまうのがすごいです。蕨市の面積の小ささを実感します。

1丁目1番地#188 蕨市中央

(2020年訪問)

南町から北に進むと蕨市中央です。その名の通り蕨市の中央に位置し、蕨駅蕨市役所など市を代表する施設もこの中央の域内にあります。

 

蕨市中央一丁目1番は蕨駅西口の目の前、ロータリーの南側にあります。

 

蕨駅西口の駅舎。駅自体の住所は中央一丁目23番となっています。

 

駅前ということで賑やかな雰囲気です。

1丁目1番地#187 蕨市南町

日本で一番面積が小さい市、埼玉県蕨市。古くは中山道の宿場町として発展した街で、現在クルド人をはじめ多様な外国人が暮らしていることでも知られています。

 

そんな蕨市ですが、面積が狭いだけあって町名も5つしかありません。そのうち市の南部を占めるのが南町(みなみちょう)です。丁目によっては蕨駅ではなく南隣の西川口駅が最寄り駅となる場所もあります。

 

南町一丁目1番は町域の北端、最も蕨駅寄りの位置にあります。写真右側に写っているように、JR東北本線(宇都宮線京浜東北線など)の線路に面しています。

1丁目1番地#186 川口市西川口

川口駅の一つお隣、西川口。かつては歓楽街としてのイメージが強かったそうですが、2000年代に浄化作戦によって違法店舗の大規模な摘発が行われ、現在はイメージも変わりつつあるといいます。

最近ではチャイナタウンとしても知られ、日本人向けにアレンジされていない本場の味を楽しめる中華料理店なども多いということでグルメも注目されています。

そんな西川口駅の南西側の町名が川口市西川口です。一丁目から六丁目まである広い地域のため、駅周辺の商業地から駅から離れた住宅街まで雰囲気もさまざまです。

 

西川口一丁目1番は西川口駅西口のロータリーになっています。なお線路やその真上に駅舎がある西川口駅自体の住所は川口市並木二丁目で、町界が線路の西側にあるようです。

街区表示板は駅西口の階段下に掲示されています。自分で撮っておいてなんですが何とも微妙な構図なので、今度西川口に行くことがあったら撮り直して差し替えたいと思います。

 

西川口駅西口のロータリー。駅ビルがあって大型の商業ビルも多い東口側に比べると、西口は少しこじんまりとしている印象です。現在も一部残る歓楽街やチャイナタウンもこの西口側にあります。

 

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更新が滞り、半年も空いてしまいました。申し訳ありません。

 

しかしこの間も1丁目1番地巡りは続けていて、この12月29日、ついに…

 

東京都区部23区の1丁目1番地をすべて訪問することができました!

(住居表示実施地区)

 

年内に23区の1丁目1番地を巡り終えたいという目標を持っていたので、なんとかぎりぎり間に合って良かったです。ちなみに最後に訪問したのは足立区舎人公園となりました。

またそれ以外にも今年は神奈川や埼玉など東京の隣県を中心にさまざまな1丁目1番地を巡りました。

以前に訪問した分がまだまだ残っているので、記事化がいつになるかは分かりませんが、来年は1丁目1番地巡りとともに記事の更新も頑張りたいと思います。

ギリギリになってしまいましたが、今年もご覧いただきありがとうございました。

来年も当ブログをよろしくお願いします。

1丁目1番地#185 川口市仲町

JR線の西側、川口駅西川口駅の中間あたりに位置するのが川口市仲町です。丁目のない小さな町です。

 

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仲町1番は町内で最も川口駅寄りにあります。このあたりでは川口駅に近い方を起点として丁目や街区符号が付番されていることが多いようです。

道路の反対側、住所は仲町ではなく南町になりますが飯仲小学校という小学校があります。この校名は飯塚+仲町が由来なのでしょうかね。

1丁目1番地#184 川口市飯塚

東京から荒川を挟んですぐお隣、埼玉県内ではさいたま市に次いで2番目に人口が多い川口市。2019年に中核市に移行し、現在も人口増加が続いています。東京へのアクセスの良さや充実した商業施設、手厚い子育て支援などでファミリー層などにも人気だといいます。一方で鋳物産業をはじめ古くからものづくりの街であったり、グリーンセンターなど豊かな緑もあったりと多くの魅力を持つ都市です。

そんな川口市の代表駅・JR京浜東北線川口駅の南西側に広がっているのが川口市飯塚です。

駅の近くはタワーマンションなどが多い一方、駅から離れると低層の住宅街も見られます。

 

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飯塚一丁目1番は川口駅西口のすぐ近くで、写真の交差点も川口駅西口交差点という名前になっています。

駅近くということで道路なども綺麗に整備されていて、スーパーなども近く暮らしやすそうな雰囲気です。

1丁目1番地#183 港区南青山

北青山から青山通りを挟んで反対側、港区南青山。北青山が三丁目までしか無いのに対して、こちらは一丁目から七丁目まであり、北端の青山一丁目駅付近から、南は六本木通りを越えて広尾近くまで広い町域を持ちます。青山を冠する青山霊園や青山斎場なども、乃木坂駅近くの南青山二丁目にあります。

 

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青山一丁目1番は青山一丁目交差点の東角、新青山ビルがある街区です。写真のビルが新青山ビルで、2棟で構成されていることから青山ツインという愛称が付いています。

北青山一丁目と南青山一丁目が隣り合っている場所ではありますが、交差点名や駅名になっている「青山一丁目」という住所自体は存在しません。住居表示実施以前も、現在と同じように青山通りを境として北側が青山北町一丁目、南側が青山南町一丁目となっていたそうです。

 

青山一丁目交差点角には青山一丁目駅の出入口もあります。

 

2棟のビルの間にはアーチ状の屋根が架かっています。

南青山1丁目1番1号という住所が誇らしげです。

 

青山通り沿い、青山一丁目交差点側から赤坂見附方面を望みます。写真中央の信号があるところの道が赤坂と南青山の境界になっていて、信号から奥は赤坂八丁目です。

奥に見える郵便局はこの青山地区を含む旧赤坂区地域の集配局、いわゆる「本局」の赤坂郵便局です。

 

振り返って表参道方面。奥には伊藤忠の本社ビルなどが見えます。

 

バス停の脇に国道246号の距離標がありました。起点の三宅坂からこのあたりがちょうど2kmの地点なんですね。

 

このバス停は都営バスと港区のコミュニティバスちぃばすの赤坂ルートで使用されています。しかし、青山一丁目駅前を通る都営バスの品97系統(品川駅高輪口〜新宿駅西口)は基本的には北青山側の外苑東通り沿いにあるバス停に止まるので、ここを使用するのはごくわずかしかない品川駅高輪口〜青山一丁目駅区間便のみとなっています。

これを撮影した2月時点では平日2本のみでしたが、今春のダイヤ改正によって現在は平日朝1本のみになったようです。ここに都営バスが止まっているのを見かけたらラッキーですね。

私にとって品97は高校時代によく利用していた馴染みの路線です。あるとき新宿方面まで行きたいのにちょうど青山一丁目止まりが来て、珍しいものを見られてついているような、ついていないような複雑な気持ちになったことを覚えています。

 

バスから街並みを眺めていたものの、降りることはあまりなかった大人の街・青山一丁目。改めてこうして降り立って、バスの車窓からでは見られなかった新たな視点を新鮮に思いつつ、やっぱりどこか懐かしさも感じる風景でした。