1丁目1番地#170 渋谷区代官山町

オシャレな街としてメディアで多く取り上げられ、地方の方からの知名度も高そうな渋谷区代官山町(だいかんやまちょう)。住所としては八幡通りと東横線の線路の間の南北に細長いエリアで、東急東横線代官山駅は町域の南端にあります。

代官山町1番は町域の北端、山手線の線路に面している街区です。鶯谷町1番と猿楽町1番と代官山町1番は3つ並んでいます。

線路沿いの道からは猿楽橋脇の階段を上って八幡通りに出ることができます。

人通りが多かったので無理やりな画角ですが、代官山町1番の表示です。

有名なSupremeの店舗がありました。

線路沿いの道に戻って、恵比寿側から猿楽橋方面を望みます。(歩道からズームで撮影しています)

相変わらず目立つ渋谷ストリームですが、鶯谷町の写真と比べると随分と遠ざかっていることが分かります。

地図を見るとこのあたりの地下に東横線が通っているようですが、もしや？と思ってGoogleストリートビューで昔のこのあたりを見てみると……

思った通り、ちょうどこのあたりに東横線の高架があったようです。東横線の渋谷駅〜代官山駅間が地下化されたのは2013年3月、もう9年前というのが驚きです。地下化直後に学校の友達と見に行ったのも良い思い出です。

この付近は代官山町と恵比寿西の境界でもあるのですが、地上時代の東横線の線路を町境としていたのでしょうかね。

こうして渋谷駅南側の丁目のない小さな町の1番地を見てきましたが、最後にこんな看板を見つけました。

恵比寿方面から渋谷駅へと繋がる補助第18号線の整備のお知らせでした。計画図を見る限り、鶯谷町1番と猿楽町1番に関しては街区全域が道路用地になるようです。

再開発や道路整備などは利便性や防災性の向上など良いことも多い一方、暮らし慣れた土地から離れなければならない方の存在もあると思うので、私のような部外者が気軽にコメントするのは控えますが、少なくとも今ある街の姿を目に焼き付けておくことの大切さは実感します。

桜丘町は間に合いませんでしたが、今回はこうして工事が始まる前に訪れることができて良かったです。目まぐるしく変化する渋谷の街、今後も目が離せません。