1丁目1番地

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1丁目1番地#141 千代田区丸の内

(2020年12月訪問)

もはや説明不要な東京の中心、千代田区丸の内。「丸の内」というと東京駅の丸の内赤レンガ駅舎とその前に整然と立ち並ぶビル群のイメージですが、住所としての「丸の内」の町域は意外と広く、東端はJRの線路を越えて八重洲口前を通る外堀通りまで、南端は有楽町線有楽町駅の直上の道路までとなっています。八重洲口にある大丸東京店やグランルーフも住所は千代田区丸の内、八重洲口にある交番も丸の内警察署の管轄です。

丸の内一丁目1番は町域の北西端、大手町一丁目1番のすぐ南側にあり、パレスビルパレスホテル東京(丸の内一丁目1番1号)、三井住友銀行本店ビルディング(2号)、日本生命丸の内ガーデンタワー(3号)という3つの超高層ビルがあります。

 

なお複数の日に撮影しているため写真によって空模様が違います。

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まず大手門交差点から内堀通りを南側に進みます。パレスホテル東京の前にはタクシーが待機しています。

遠くには霞が関の官庁街が見えます。2つ見えるアンテナは警視庁と警察庁のものです。

 

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内堀通りは丸の内一丁目1番の西側でカーブしています。夕刻の丸の内を皇居ランナーたちが駆けていきます。

 

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南隣の和田倉噴水公園(住所は千代田区皇居外苑)から見たパレスホテル東京(丸の内1-1-1)と日本生命丸の内ガーデンタワー(1-1-3)。

丸の内や大手町は昔からよく来ているのですが、この噴水公園は初めて来たかもしれません。

 

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続いて大手門交差点から東側に進んでいきます。永代通り上には「はとバス」ののりばがありました。

 

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三井住友銀行本店ビルの入り口付近、看板がなんだかオシャレですね。丸の内といえば三菱村、逆に三井といえば日本橋というイメージですが、このビルは三井不動産が丸の内に3棟だけ所有するうちの1つだとか。

12月末に撮影したため入り口前には立派な門松がありました。

 

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付近にあった地図。永代通りを境に大手町と丸の内の1丁目1番地が隣接していることが分かります。

 

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こちらは日比谷通り側から見たパレスホテルと日本生命丸の内ガーデンタワーです。この日比谷通りの直下には都営三田線大手町駅があります。大手町駅を通る他のメトロ4路線は全て住所が千代田区大手町なのですが、都営三田線だけは住所が千代田区丸の内になっています。

なお、左下に写っている和田倉門外交番は、警視庁のホームページでは住所は「千代田区丸の内1-1-4」となっているのですが・・・

 

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交番の建物の端にある街区表示板は「千代田区皇居外苑3」のものになっています。実際この交番は丸の内1-1と皇居外苑3の境界付近にあるので、多分ここが皇居外苑3番の入り口であることを表しているのだと思われます。

 

丸の内や大手町ではビルの名前でオフィスやお店の位置を把握することが多く、住所を意識する機会はあまりありませんが、たまにはこうして丁目や番地を意識して歩いてみるとまた違った見方ができるかもしれません。