1丁目1番地#97 町田市小山ヶ丘
(2018年訪問)
一旦23区を離れて多摩へ、町田市小山ヶ丘は京王相模原線多摩境駅の東西に広がる地域で、一丁目から六丁目までがあります。東の端から西の端まではおよそ4.7kmと、JR横浜線の相模原駅 - 橋本駅 - 相原駅という2駅分の距離に相当するほど細長い地域です。
町域の南側には住居表示や町名地番整理未実施の小山町があり、元々はこの小山ヶ丘も小山町の一部だったそうです。また小田急多摩線が延伸される計画や鶴見川の源流もある「小山田」という地域も近くにありますが、そちらは小山田氏という人物が由来だそうで、関連性は不明とのことです。
そんな町田市小山ヶ丘一丁目1番地は町域の東端に位置し、小山ヶ丘を横断する多摩境通りの起点となる交差点の角にあります。また番地内には、町田市立小山馬場谷戸公園があります。丘というだけあって、高台で見晴らしが良いですね。実際このすぐ脇には神奈中の「見晴らしの丘」と言うバス停もありました。
街区表示板。よく見ると電柱の上から何かカバーがされており、街区表示板のところだけくり抜かれています。ちなみに小山ヶ丘は住居表示ではなく町名地番整理が行われた地域で、正式には街区ではないため街区表示板という表現は不適切かもしれません。
住居表示と町名地番整理の違いは町田市のサイトにも掲載されていました。
このあたりは登記や法律にも絡んでくる複雑な問題で、なかなか理解が難しいところではあります。
また、この近くには尾根緑道という緑道があります。名前の通り多摩丘陵の尾根に沿っており、小山ヶ丘の町域の北側の境界にもなっています。かつては戦車のテストコースとして使われ、「戦車道路」と呼ばれていたそうです。尾根というだけあって眺望もよく、道もくねくねとしており多摩丘陵の地形を実感することができます。
一丁目1番地から多摩境通りを挟んで反対側の14番地にある入口。
歩きやすく整備されています。
尾根緑道から相模原市方面の眺め、とても開放的で気持ちが良かったです。奥に見えるのは丹沢の山地でしょうか。
小山田桜台側の入り口。ここまで来たら1丁目1番地も小山ヶ丘も関係なくなってしまいますが、案内板から尾根緑道の曲がりくねった形がわかるかと思います。